投資や不動産などで収益を得る際には、所得税の課税対象となりますが、「損益通算」という制度を活用することで税負担を軽減できる場合があります。今回は、損益通算の仕組みについて解説します💡
1.損益通算とは?
損益通算とは、ある所得で得た利益から別の所得で発生した損失を差し引くことで、全体の課税対象所得を減らす仕組みです。これにより、税負担を軽減できる場合があります。たとえば、不動産賃貸で赤字が出た場合、その損失を事業所得や譲渡所得から差し引くことが可能です。
2.対象となる所得
損益通算が適用される所得は以下の4つです:
- 不動産所得(賃貸経営など)
- 事業所得(個人事業の収益など)
- 山林所得(山林の売却など)
- 譲渡所得(土地や建物の売却など)
一方、給与所得や雑所得は損益通算の対象外です。
3.メリット
損益通算を活用すると、以下のようなメリットがあります
・投資や不動産経営で損失が出ても、全体の税金への影響を抑えられる。
・税負担が軽減され、節税につながる。
4.注意点
株式や投資信託の損失は、同じ種類の所得内でのみ通算可能です。
適用には確定申告が必要で、必要な書類をしっかりと揃えることが大切です。
まとめ
損益通算は、所得全体を効率的に管理し、税負担を軽減するための重要な制度です。ただし、適用範囲や手続きには制限があるため、正しい知識が必要です。一般的な質問などの疑問点がある方は、お気軽にご相談ください😊
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