住宅ローンを夫婦で借りる方法として「連帯債務」という選択肢があります。今回は、この連帯債務の仕組みやメリット・デメリットについて解説します💡
1. 連帯債務とは?
連帯債務とは、夫婦の両方が債務者として住宅ローンを借りる形態です。一方が主債務者として契約し、もう一方が連帯債務者になります。主債務者と連帯債務者は、どちらも全額返済の責任を負うため、夫婦の収入を合算して審査を受けることができ、借入可能額を増やせるのが大きな特徴です。
2. メリット
連帯債務のメリットは、夫婦の収入を合算できるため、より高額の住宅ローンが組めることです。これは特に、夫婦双方が働いていて、収入がある場合に有効です。また、主債務者が住宅ローン控除を受けられるのはもちろん、連帯債務者も控除を受けられる可能性があるため、税負担を軽減できるメリットがあります。(税制上の条件により異なるため、税務署等に確認が必要です)
3. デメリット
一方で、連帯債務にはデメリットもあります。まず、夫婦双方が同等に返済の責任を負うため、どちらか一方の収入が減少した場合や、離婚などの事態が生じた場合でも、ローンの全額返済義務は消えません。そのため、リスク管理が重要です。また、連帯債務者としての責任は大きいため、慎重に検討する必要があります。
4. どんな人に向いている?
連帯債務は、夫婦それぞれの収入が安定している場合に向いています。共働き夫婦で、収入を合算することでより大きな家を購入したい、あるいは利便性の高い立地の物件を検討している場合に有効な選択肢です。ただし、リスクを伴うため、長期的な返済計画をしっかり立てることが重要です。
まとめ
連帯債務は、夫婦で協力して住宅ローンを返済する方法の一つです。借入額を増やせるメリットがありますが、双方に返済義務が生じるため、リスク管理も大切です。住宅ローンの選択肢として、メリット・デメリットを十分に理解した上で検討しましょう。
愛宕FP相談では、住宅購入サポート・ライフプランニング・保険・証券(NISA)等を取り扱っております。福岡でも、総合的にFP相談のできる会社はまだまだ少ないので、FP相談ご希望の方は是非ご相談ください😊