今回は、年末調整と確定申告の違いについて解説します。どちらも税金の手続きですが、役割や対象者に違いがあります💡
1. 年末調整とは?
年末調整は、会社が従業員の年間所得に基づいて正確な所得税額を計算し、過不足を調整する手続きです。給与所得者が対象で、通常、12月に行われます。会社が所得税を毎月の給与から概算で天引きしているため、年末に実際の所得に応じた税額を計算し、納めすぎた税金を還付したり、不足分を徴収したりします。
2. 確定申告とは?
確定申告は、1年間の所得と税額を自分で計算し、税務署に申告する手続きです。主に以下の人が対象となります:
- 事業所得や不動産所得がある人
- 年収2,000万円以上の給与所得者
- 医療費控除や寄附金控除を受ける人
- 年末調整を受けていない人
確定申告は、翌年の2月16日から3月15日までに行います。
3. 年末調整と確定申告の違い
大きな違いは、誰が手続きを行うかです。年末調整は会社が行い、従業員は必要な書類を提出するだけです。一方、確定申告は自分で申告内容をまとめ、税務署に提出する必要があります。また、確定申告では年末調整で適用されなかった控除(医療費控除、住宅ローン控除の初年度など)を追加申請できます。
まとめ
給与所得者は年末調整で税金が完結する場合が多いですが、控除を追加で受けたい場合や、副収入がある場合は確定申告が必要です。手続きに不明点がある場合は、所管税務署や関係個所に確認しましょう😊
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