個人型確定拠出年金(iDeCo)は、老後の資産形成を目的とした制度で、個人が自分で掛金を拠出し、運用していく仕組みです。iDeCoには、多くのメリットがありますが、一方で注意すべきデメリットもあります。今回は、そのメリットとデメリットについて解説します💡
個人型確定拠出年金のメリット
1.資産運用効果
iDeCoでは、自分で運用商品を選ぶことができるため、リスクとリターンを自分の考えに合わせて調整できます。投資信託や定期預金など、幅広い選択肢から選べる点も魅力です。
2.税制優遇
掛金は全額が所得控除の対象となるため、所得税や住民税が軽減されます。さらに、運用益も非課税で運用でき、受け取る際も退職所得控除や公的年金等控除が適用されるため、節税効果が非常に高いです。
3.将来のための強制的な積立
iDeCoは、原則として60歳まで引き出せないため、強制的に老後資金を積み立てることができます。これにより、老後資金の確保を着実に行える点がメリットです。
個人型確定拠出年金のデメリット
1.運用リスク
運用商品は自己選択となるため、選択次第で元本割れのリスクがあります。市場の状況や運用方針をしっかりと把握していないと、期待通りのリターンが得られない可能性があります。
2.引き出し制限
iDeCoの資金は、原則として60歳まで引き出すことができません。急な出費が発生した場合でも、iDeCoの資金を活用することができないため、流動性が低い点がデメリットです。
3.手数料負担
iDeCoには口座管理手数料や運用商品にかかる手数料がかかります。特に手数料が高い商品を選ぶと、運用益が手数料に削られることがあります。
まとめ
iDeCoは、税制優遇や老後資金の積立に大変有効な制度ですが、運用リスクや引き出し制限といったデメリットも存在します。自分のライフプランやリスク許容度を考慮し、慎重に活用することが大切です。
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